やったー!できたー!いよいよ通電、どきどき。
ブスッ(ケースに電源を挿した)
1
2
3
4
5・・・・・
ブシュー!!!!
M/Bが霧だか煙だかを噴出。
え、何!?
あわてて電源を引き抜く俺。
M/Bをよーく見ると、なんだかコンデンサが・・・・膨らんでいた。
見づらいけど矢印のコンデンサが膨らんでます・・・。
友人に相談しながら色々調べてみた。
こんな所が見つかる。
電解コンデンサの大量死 テンプレサイト
どうやらコンデンサの破裂はよくあることで、ちょっと昔(2002年?)のM/Bは質が悪いコンデンサばかりだったらしく、よく破裂したらしい。
このM/Bの破裂した3個のコンデンサはGSC製、1000μF(マイクロファラッド)6.3V
テンプレによると同じコンデンサの破裂報告が・・・。
そういうことか・・。
破裂した要因は主に
らしい。
修理もできるらしく、修理したレポートもいくつか発見した。
というわけで修理することに。
色々な情報をまとめると
みたいです。
なかなかの定評があるニチコンHN 1500μF 10Vを3個、予備にルビコンLZH 1000μF
6.3Vを3個購入することに決定!
購入は秋葉原ラジオ館の三栄電波
品揃えも豊富だし、PC用低ESRコーナーとかあったし、ここのオジサンまじGJ!
必要な物はこんな感じ。
ハンダ吸い取り機は必須です。M/B逆さにしながらハンダ溶かしても垂れてきません。ので、高くついてしまうかも知れませんが購入してください。
ちなみに私はラジオ館で買いました。
作業に取り掛かる前にいくつか注意点があります。
主にこの3点です。
パターンというのは
この緑の細い線のことです。
これがつまり回路で、もし隣の線と(ハンダ付けで)つながったり、傷つけて断線した場合は今度こそさようならです。
絶対に気をつけてください。
ただ、この面はコーティングが施してあるので、ハンダ付けの際にハンダの中の接着剤がついたり、ハンダごてをパターンにちょっとぶつけてしまっても問題はありません。
リラックスして挑みましょう。
ホールを丁寧にというのは、ホールを見ればわかります。銀色です、つまりコーティングが施してありません。そういう以前に、この穴がぼろぼろになるとコンデンサが刺さらなかったり、挿しても接触不良になります。ハンダ吸い取り機でちゃちゃっと済ませましょう。
ハンダ付けの時はできればCPUを外した方がいいのですが、このM/Bは手間がかかるのでつけたままやります。
コンデンサを取るときは片方の足を暖めてそこをちょっと抜いて、反対を・・・を繰り返します。
強引にやってはいけません、ホールにダメージを与えないように。
とれました。
このときコンデンサのどっちが+でどっちが−か覚えておきましょう。
ちなみにこのEPIA-M 6000EのM/Bには+/-が書いてあるので覚えなくても大丈夫です。
取ったコンデンサはこれ。
ピントずれててわかんねーw
微妙にもっこりです。
全部取ったら次は取りつけです。
コンデンサの足が長いほうが+です。
つけかえ完了!
とれたのはこいつら
ぐむむむ、このにっくき不良コンデンサめ!
再び組み立てる。
他のPCから電力もらってCDドライブ動かします。
そしてインストール!
やったねFedoraCore!
ちなみにこの後すぐにCentOSに切り替えました。
それにしても生活感あふれる画像ですね。
これにて終了です。
コンデンサの修理は緊張するけど意外とあっさりできますよ!
掲載 2007/5/27
設置から4ヶ月たちました。
常時稼動ですので4*30day*24h
120日、2880時間の連続起動です(再起等できっちり2880時間ではありませんが)
使ってみた感じ、この性能で問題ないです。
ただ同時に何アクセスもあるサイト運営なんかじゃ分かりませんけど。
肝心の安全性、そして何よりあのコンデンサはどうなったかというと。
3つ全て無事です。
もちろん他の全てのコンデンサも異常なし。
ちなみにニチコンHN 1500μF 10Vを3個、予備にルビコンLZH 1000μF 6.3Vと、2種類コンデンサを買いましたが使ったのは予備の方です。予備の方が質も低いし値段も安いんですが、ただひとつ元のコンデンサと容量が同じという利点がありました。皆さんももし買うときはピッタリのこっちでもいいかもしれません。
余談ですが床から2mの位置に置いておいたので、ケース内は極めて綺麗でした。写真の基盤を見て分かる通り殆ど埃がついていません。ファンレスだとそういう利点もありますね。
その後 掲載 2007/10/1