失敗しないカラオケの為に

カラオケで盛り上がるかどうか、楽しいカラオケになるかどうかは、
一緒に行くメンバー
趣向の一致
が大きく関係していきます。
ここでは私、あおかびが今までの体験を通して感じた、会得したカラオケの楽しみ方、失敗しない方法、独特の空気等を適当に綴っていこうと思います。

見てる人は基本暇

カラオケの部屋には歌っている人とそれを見ている人、2種類の状態が存在します。
歌っている人は大抵楽しいものですが、見ている人は大抵暇なものです。この状況が5時間続くとしましょう。4人でカラオケに行った場合自分の回ってくる回数は4回のつき1回です。確かに歌っていれば楽しい・・・でも聞いてると暇・・・。これでは仲間とカラオケに来た意味がありませんね。聞いてるのが暇なら初めから1人で来ればいいんですから。

では、なぜ暇と思ってしまうのでしょうか。
ケースは色々ありますが、第一にその歌がつまらないと感じるからです。知らない曲、しかもいまいち良いとも思わない。そんなものを聞いても楽しくありません。だから暇なのです。
このファクターを一言で片付けられる言葉が存在します、それが"共感"です。

カラオケで最も重要なファクターは共感である

共感とは。
1、他人の考え・行動に、全くそのとおりだと感ずること。同感。
2、他人の体験する感情を自分のもののように感じとること。感情移入。

カラオケで歌を歌うのはなぜでしょう。それは歌うことが面白いからです。
ではなぜ歌う人はその曲を選ぶのでしょう。その曲を歌うことが面白いからです。

上で述べましたが歌っている人は楽しいもんなんです。しかし見ている人はつまらない。
ところがココで共感が働いたとしましょう。

Aさんは皆が知っているだろう、皆が良いと思っているだろうSMAPの世界に一つだけの花を歌いました。
当然、当人のAさんは楽しいわけです。
一緒にカラオケに来たBさん、Cさん、Dさんも大抵はこう思います。
「ああ、この歌いいよねー感動するー」「あーやっぱいいなー楽しいなー」「Aさんこの歌上手だなー」

共感とは他人の体験する感情を自分のもののように感じとること。でしたよね?
つまりB、C、Dさんは歌っていませんがAさんと同じく楽しんでいるわけです。

もちろん皆で一緒に歌っても構いません。ようは共感できれば良いのです。これこそがカラオケを楽しむ最大の極意だと私は思います。



上記では皆が知っているだろう歌を歌い共感を得たケースですが、このようなケースも勿論存在します。

Aさんは2006年にブレイクしたDJ OZMAのアゲアゲEVERY騎士を歌ったとします。Bさんはこの歌を知っていたので共感できます。そして一緒に歌ってくれました。ところがC、Dさんは全く知りませんでしたので共感できません。内心は「何だろうこの歌」です。
全く知りませんでしたがいざ始まれば可笑しな歌詞に加えてAさんとBさんのダンス。見ているCさん、Dさんとしてはそれを面白く感じることが出来ます。簡単に言ってしまえばノリってやつです。

要するに例え歌を知らなかった人が居たとしても共感を得ることは可能ということです。

共感を得られる具体例

私は男であり、しかもそれほどカラオケマニアというわけではありませんがいくつか例を挙げたいと思います。

1、最もメジャーな歌を歌う
上記でもありましたが例えばSMAPです。国民的アイドルグループなのでメジャーな歌であれば誰でも知っているかと思います。知っていたところでその歌を嫌いな人が居た場合NGなので皆が好きそうな曲を選びます。

2、面白い歌を歌う(ネタに走る)
歌詞、またはリズムが面白い歌を選びます。これは例え仲間が知らない場合でもネタになるので盛り上がるかもしれません。

3、質の高い歌を歌う
あまりメジャーでない歌だとしてもその歌自体がいい物であれば共感を得ることが可能かもしれません。

カラオケには種類がある

ここまで読んできた方なら一度は思ったかもしれません。「別にそこまで共感とか気にする必要ないのでは・・・」その通りです。気にする必要ありません。それはなぜか?

気にする必要があるカラオケと気にする必要がないカラオケとがあるからです。

大別して2つに分けましたが、私としてはその中間、適度に気にする必要があるカラオケも含めて、カラオケには3種類のカラオケがあると思います。

1、個人が楽しむカラオケ(練習カラオケ)
2〜3名ほどのカラオケでは大抵こうだと思います。まず一緒に行くメンバーは仲のいい友人同士だと思います。空気などほとんど気にする必要はありません、読む必要もありません。自由に歌って自由に楽しめばいいのです。
つまりこれは
共感など気にする必要が無いカラオケ、というわけです。


2、皆で楽しむカラオケ
5名〜のカラオケでは注意が必要です。10人等大勢にもなれば当然もっと気にしなければいけません。一緒に行くメンバーは関係ありません。まず自分の番がそうそう回ってこない点に注意してください。10人で行けば10回につき1回、1時間で1回歌えるというところです。他の見ている人は自分の番まで9人分ずっと見ていなければいけません。
10人全員、もしその9回すべて共感できなかったとしましょう。
盛り上がることなど皆無、ただただ自分の番が来るのをのんびり待つだけになってしまいます。そこで大切なのが共感です。10人全員が自分の回以外の9回に共感できたとしましょう。そうすれば皆暇はしません。盛り下がったりもしません。
つまり人数にもよりますが
共感を適度に気にする必要があるカラオケ、というわけです。


3、アピールする(戦う)カラオケ
人数は2と同じ5名〜10名、またはそれ以上といったところですが、このケースは空気が違います。例えば
合コン3:3の2次会でカラオケだとか
何年来のクラスメイトたちとの同窓会だとか
OFF会でのカラオケだとか
そういう空気のことです。
まず合コンや同窓会で失敗は許されません。盛り下がることも極力避けなければいけません。そこで共感を重視します。
つまり
共感を気にする必要があるカラオケ、というわけです。

やってはいけないカラオケの失敗

共感するにはメジャー曲を歌って皆を楽しませれば良いんでしょ?
共感の重要性と具体例は分かりました。

しかしそれだけではつまりません。マイナー曲も歌いたい時だってあります。私もマイナー曲大好きです。あろうことかアニソンの嗜みもあります。そこで大切なのが"何をすることが失敗へつながるのか"を知ることです。

ではどういうものが失敗なのでしょうか?
その前に何が失敗と言えるのでしょうか?

それはずばり、仲間に「つまらねー」と思われることです。
自分だけ楽しくて周りはつまらない、これじゃ仲間でカラオケに行く意味がありませんよね?しかし以下の失敗点を注意すれば場合や面子にもよりますが失敗はほとんどありません。

その失敗というのは・・・


1、マイナー曲は極力避ける

2、入室序盤のマイナー曲は避ける。

3、1つのアーティストに偏らない。


主にこの3点です。
結局のところマイナー曲を歌わないことが最善なのですが、それでもやはり歌いたい。上記の1、個人が楽しむカラオケ等の気心知れた仲間で行くカラオケならば気にする必要はありません。マイナー曲でも何でもどうぞ。ところが2、皆で楽しむカラオケではやはり極力避けたいところです。これは3、戦うカラオケでは絶対です。絶対マイナー曲など歌ってはいけません。序盤に歌うなど言語道断です。盛り上がっていても盛り下がるので。

そして大切なのが"3、1つのアーティストに偏らない"です。これは誰と行こうが絶対避けなければいけません。例えばSMAPのファンサイトのOFF会や、EXILE好きの友人と練習目的で行くカラオケ等では問題ありませんがそれ以外では問題大有りです。
考えてみてください。例え共感できるSMAPを歌っていたとしても5時間ずっとSMAPしか歌わないヤツが居たらどう思いますか?「またSMAPかよ。。。」と思うでしょう。これは=「つまんねー」ということです。3、1つのアーティストに偏らないは絶対に気をつけなければいけません。


そして3、アピールする(戦う)カラオケではさらに特殊ルール(失敗例)が存在します。

4、メジャー曲のレパートリーが切れたら歌わない。

5、ラップ、洋楽、古すぎる曲、アニソンは歌わない

まず4ですが、メジャー曲が歌えなくなったからといって自分の得意なマイナー曲を披露してはいけません。周りは「なにこれ?」又は「何こいつ?」と思います。

5ですが、これについてはマイナー曲の扱いと変わりません。ラップの好き嫌いは特に激しく分かれます。女受けが良いともいえません。古すぎる曲は場合によります。女の子からしたら古いやつと思われかねません。
そして私は声を大にして言いたい。アニソンは絶対歌うな!
たとえ女の子が私も好きーなどと言っても歌ってはいけません。惑わされないでください。女の「いいよ」は「だめ」です。
そしてもし仮に歌う場合でも自分のスペックを確認してください。同窓会にて、当時から人気のイケメン君がドラゴンボールを歌っても回りにマイナスイメージは出ませんが、ブ男がドラゴンボールを歌えば→マニア→きもいとなります。アニソンは気心知れた友人と歌いましょう。

要するにどうすればいいの?

皆で楽しむのに重要なのは共感!皆で楽しめるようにと少しくらいは心にとどめる。
選曲は時と場合と面子で。
失敗しないためにはマイナー曲は極力避けて同じアーティストを連発しない。

こんなところでしょうか。

あおかびのレパートリー

最後のおまけです。
私、あおかびがどうやってカラオケを楽しみ、どうやって生き延びているかをご紹介。

メジャー曲レパートリー、困ったらこれを歌って皆で盛り上がろう!
SMAP - ありがとう
SMAP - BANG!BANG!バカンス!
SMAP - DearWoman


披露用曲レパートリー、共感得られるかは微妙。でもまあまあ得意。
EXILE - ChooChooTRAIN
EXILE - Carry On
Mr.Children - 未来
T.M.R - HOT LIMIT
TOKIO - 宙船


ヲタク全開用、みwなwぎwっwてwきwたwwwwwwwwwww
デジモン無印OP
CHA-LA HEAD-CHA-LA



いや、お前の曲全部共感できないから・・・
そう、人それぞれ感性が違います。
冒頭で述べましたが、楽しいカラオケになるかどうかは、一緒に行くメンバー、趣向の一致が大きく関わってきます。
自分に合った人とカラオケに行きましょう。でもそうそう居ません。


だから、共感が大切なのです。

掲載 2007/7/14