構想でどのようなPCを作るか決まりました。
今回は購入するパーツを検討、購入します。
重要ポイントは
とくに静音に拘ります。
今回選んだのはVIA EPIA-M 6000E
CPUクロックは600MHzと低いですが、サーバーに過度な性能は求めません。
そしてよほどのサービスを動かさない限りこの程度の性能で十分です。
この製品の特徴は何と言ってもファンレス、これにより音の発生源を1つ減らすことができました。
これはM/B搭載なので今回は購入しません。
ここがちょっとした悩みどころです。
まず注意しなければいけないのがメモリのタイプです。
このM/BだとDDR226対応のようです。
ここで注意!DDR226というのはDDRの種類のメモリでベースFSBが226の物に対応している訳ではありません。
FSB表記でDDR226というだけであって、この場合買う製品はPC2100(別名DDR226)のメモリです。ちなみにPC2100のFSBは133です。
メモリに詳しくない人はこの点に注意してPC2100の256M以上の物を購入します。
今回はノンブランドメモリの512Mにしました。
今回は静音に拘ります。というわけでHDDは流体軸受タイプを購入します。
FTPなんかをバンバン使う人なんかはHDDの容量が重要になってきますが、私の場合Webサイトを公開する程度なので、HDDは40Gにしました。
そしてここではHDDはノートなどに使われる2.5インチタイプを選びます。
通常のデスクに使われている3.5でも良いのですが、大きいとどうしてもうるさく、そして発熱が多くなります。
回転数にも気をつけます。一般には7200rpmと5400rpmがありますが5400rpmを選びます。回転数が多くなると、HDDのアクセス時間が速くなる代わりに発熱量、消費電力が上がり、うるさくなります。
つまり、流体軸受、2.5インチ、回転数5400rpmのものを選べば今回の静音にマッチします。
日立がなかなか評判良いので
Travelstar 5K100 40GB 5400rpm 流体軸受 IDEコネクタ
の物にしました。
M/Bに2.5インチHDDを取り付けるために2.5to3.5インチ変換ケーブルも購入します。
ケースと電源です。
電源のファンとケースのファンも大きな音源の一つです。
ここで重要なのがACアダプタの電源を選ぶ、という事です。
デスクトップ等のPCは電力をたくさん必要としますが、このサーバーはそんなに必要としないのでACアダプタで動いてしまうのです。
なぜACアダプタかというと、ファンがついていません。これにより1つ騒音を減らせます。
というわけでACアダプタつきのケースを購入します。
ケースはほとんど好みです。
私の場合、安くてなかなか好評のProcase3にしました。
なお、このケースはデフォルトで2.5インチHDDが搭載できるようになっているので2.5to3.5インチマウンタはいりません。
ほとんど秋葉原で購入しました。
パーツ | パーツ詳細 | 値段 |
M/B | VIA EPIA-M 6000E | 4998\ |
CPU | M/B搭載 | - |
メモリ | ノーブランド PC2100 512M | 4130\ |
HDD | Travelstar 5K100 40G | 5660\ |
ケース | Procase3 | 10185\ |
ケーブル | 2.5to3.5インチIDEケーブル | 740\ |
計 | - | 25713\ |
M/Bはヤフーオークションで購入しました。
一番ネックなのがM/Bです。これは2007年5月現在、相場14000\です。
6000MEはかなり型落ちしているのでオークションで頻繁に出ます。これを狙うのが良いでしょう。
思い切って奮発してファンレスで性能のいいM/Bを購入するのも手です。
なお、ここでは書きませんでしたがPCが1台増えるわけですから当然LANケーブルも用意しましょう。
購入編はこれにて終了です。
なかなか安く買えたかと思います。
次はいよいよ最後の構築編です。
掲載 2007/5/27